バレエ

バレエ
バレエ(Ballet)は、西ヨーロッパで発生し広まった、歌詞・台詞を伴わない舞台舞踊。及びその作品を構成する個々のダンス。音楽伴奏・舞台芸術を伴いダンスによって表現する舞台で、もとはオペラの一部として発達した。そのため物語性をもち、複数の幕をもつ舞踊演劇 劇が多い(「くるみ割り人形」「白鳥の湖」「眠りの森の美女」「ドン・キホーテ」など)。しかし20世紀以降には物語性を否定する作品も生まれた。一方で短い一幕物作品でありながら優れた物語性をもつものもある(「瀕死の白鳥」など)。事前に振付家によってバレエ独特の所作を指定されたものを演じ、即興作品は少ない。振付の仕方を振付術(コレオグラフィー)という。

バレエ音楽
バレエ音楽とは、バレエの伴奏を目的として作曲された音楽である。もともとバレエのために作曲されたものだが、バレエ以外のダンスの伴奏になることや、それ自体が音楽作品として演奏会で演奏されることもある。
19世紀後半まで、バレエ音楽は音楽家にとってそれほど重要なジャンルとはみなされておらず、「芸術家」の仕事ではなくどちらかというと「職人」の仕事だとみなされていた。
アドルフ・アダンの1841年の作品『ジゼル』が近代バレエ音楽の幕開けと言われる。
19世紀後半の、ピョートル・チャイコフスキー チャイコフスキーの三大バレエ(白鳥の湖、眠れる森の美女、くるみ割り人形)は現代でも最も人気のある作品群となっている。

バレエ・リュス
バレエ・リュス(Ballets Russes)は、ロシア出身のセルゲイ・ディアギレフ(1872年 - 1929年)が主宰したバレエ バレエ団である。
「ロシア・バレエ団」とも呼ばれ、1909年にパリのシャトレ劇場で旗揚げしてから、ディアギレフ死去後の1929年に解散するまでの間、パリを中心として活動し、今日のモダンバレエの礎を築いた。
バレエ・リュスで活躍した舞踏家や振付家として、アンナ・パヴロワ(1881年 - 1931年)、ヴァーツラフ・ニジンスキー ニジンスキー、ミハイル・フォーキン(1880年 - 1942年)、レオニード・マシーン(1895年 - 1979年)などが知られている。
また、バレエ・リュスに関係した芸術家は、イーゴリ・ストラヴィンスキー ストラヴィンスキー、クロード・ドビュッシー ドビュッシー、モーリス・ラヴェル ラヴェル、リヒャルト・シュトラウス R.シュトラウス、エリック・サティ サティ、マヌエル・デ・ファリャ、セルゲイ・プロコフィエフ プロコフィエフ、フランシス・プーランク プーランク、ジョルジュ・オーリック(1899年 - 1983年)、ダリウス・ミヨー ミヨー、パブロ・ピカソ ピカソ、アンリ・マティス マティス、アンドレ・ドラン ドラン、マリー・ローランサン(1883年 - 1956年)、ココ・シャネル シャネル、ジョルジュ・ブラック ブラック、モーリス・ユトリロ ユトリロ、マックス・エルンスト エルンスト、ジョアン・ミロ ミロ、ジョルジョ・デ・キリコ デ・キリコ、ジョルジュ・ルオー ルオー、ジャン・コクトー コクトー、など多彩であり、バレエ界のみならず、芸術全般に大きな影響を与えた。